ブラジャーの正しい干し方 下着メーカー社員が解説する下着の干し方
22/2/16 08:09 | Written byさや |
ブラジャーの洗い方に続き、今回はブラジャーの正しい干し方についてお伝えしたいと思います。
せっかく手間隙をかけて大切なブラジャーを手洗いしても干し方が間違っているとブラジャーの型崩れの原因となります。
お気に入りの大切なブラジャーを長くお使いいただく為に「正しい洗い方」と「正しい干し方」を実践して頂ければと思います。
ブラジャーの正しい干し方
洗濯機洗い、手洗いが済んだら、形を整えて干していきます。ブラジャーの洗う過程を経て来ましたが、最終段階の干し方で、ブラジャーの寿命、着用時のシルエットが大きく変わって来るので重要ポイントです。
ステップ1:形を整える
ブラジャーの形を整えます。カップの内側に手を入れて中心から外に向かって張りを出し、丸く整えます。ワイヤーが曲がらない程度の優しい力で充分です。
モールドカップの場合はここでしっかり形を整えることが重要です。乾いた時にそのままの形で着用時のシルエットとなります。型崩れした胸のシルエットは嫌ですよね。
ステップ2:正しい干し方
干し方は、結構間違えている方も多いので、是非参考にしてください。ブラジャーの前中心部分、土台脇部分は基本的には伸びない素材で作られています。それを利用して干していきます。
洗濯バサミで土台脇の伸びない部分をつまんで逆さつりの形で干していきます。
この時に、水分が多く残っていると、カップ部分に水分が溜まってカップの歪みとなるので、タオルドライはしっかりしておくことも重要です。
くれぐれもワイヤー部を挟まないよう注意して下さい、ワイヤーが変形してしまいます。
よく間違った干し方をしている方は下記の写真のような干し方です。
1枚目はストラップを洗濯バサミで摘んで干しています。これはストラップが伸びてしまい、着用時に肩から落ちる原因となりNGです。
2枚目は伸びない部分だから大丈夫と思ってしまいがちですが、カップの様子をよく見てみると、上側になっているカップは着用時の中心側に傾き、下側になっているカップは着用時に外向きに傾いています。これは着用時のシルエットが右から左に流れるようなシルエットとなってしまう為、よくありません。
干す場所は風通しの良い日陰干しがおすすめです。直射日光だと黄ばみの原因となることがあります。
私は真っ白なブラが数ヶ月で黄ばんでしまったことがあります。
ブラジャーの干し方、いかがでしたでしょうか?
ブラジャーの寿命や、着用時のシルエットを美しく保つために必要だと思っていただけると幸いです。
高級なブラジャーだと2万円〜3万円するものもあると思いますし、お気に入りのブラジャーはなるべく長く使いたいですよね。そのために一手間かけることで大切に、美しく使っていくことができます。
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