ソング キャミソール コルセット

Lingerie Style

スリップ

 NYでパジャマを買おうと思ったら、ろくなものは見つからない。というよりも、パジャマそのものを売っているところが非常に少なかったりする。

 実際のところ、スリープ・ウエアを売っているところを尋ねるとランジェリー・ショップを教えてくれます。パジャマの売上はニューヨークだけにとどまらず全米規模で80年代の後半から低迷したままになっています。

 ではニューヨークの女性がパジャマの代わりに何を着て寝ているかといえば、スリップやキャミソールです。勿論、どこの世界にも当てはまらない人はいます。それでもパジャマを着て寝る人は殆どいません。ファッションに疎い人はTシャツを着て寝ていたりします。

 ニューヨークのアパートは日本とは違い真冬でも暖房であったかいので季節を問わずこれで大丈夫!(羨ましい)また、夏でも冬でも着るものは薄くして、身体にかけるものを温かくしたほうが安眠できるそうです(医学的に)。

 外出するときは、スリップを服のしたに着る女性はいないけど、スリープウエアやシャワーを浴びた後部屋でくつろぐラウンジウエアとしては好まれています。

 パジャマが嫌われる理由は、「かさばって洗濯が面倒」、「セクシーじゃない」、「眠りにくい」など様々ですが、確かにキャミソールとショーツで寝る習慣がついてしまうとパジャマだと寝つきが悪くなるような気がします(私だけかも?)。
> 寒いときにはこれにローブをはおって、歯を磨いたり、テレビをみたり、新聞を読みながら朝のコーヒーを飲んでいるのはアメリカのテレビや映画ではよく見る光景です。

 よく「アリー・マイ・ラブ」(現在は「アリー・マイ・ラブ4」金曜日23時45頃=福岡では)で、アリーがパジャマを着て出てくるけどあれはアリーを演じるカリスタ・フロックハートの拒食症ボディがキャミソールやスリップで登場するにはあまりに貧弱だし、アメリカで放映している放送局のFOXがケーブルじゃなくネットワークで全米に配信されるため、ランジェリーではセクシーすぎるためです。それにボストンという舞台の設定にマッチしているというのも一因でしょう。

 一方、ケーブルで放映されている「セックス・アンド・ザ・シティ」はニューヨークが舞台になっていることもあってキャミソールとスリップのオンパレードです。

 女性の間では勿論ですが、男性の間でもパジャマ肯定派はかなり少数派になってきています。

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